Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

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Computer History Museum見学記(その4)


その1
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その2
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番外編
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その3
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ここに来られる方であれば、最近のコンピュータが半導体バイスで構成されていることは御存知だと思います。
半導体バイスは、冷却すると動作速度が上がります。
最近では、Pentiumプロセッサを液体窒素で冷却してクロックアップを競う方がいらっしゃいます。

で、こいつが元祖、液体窒素冷却のコンピュータ「ETA10」(10は上付き)です。

今から20年前、1986年に開発されたとあります。米ETA Systemsが開発し、米フロリダ州立大学に納入しました。



本体部分です。下が液体窒素冷却用のチャンバーのようです。



開発当時、自分は「日経エレクトロニクス」という技術誌の編集にいました。
記事を書くために、自宅からETASystemsのCEOに電話して(時差のため早朝に電話した)直接取材した想い出があります。

当時の記事です。1987年6月29日号、89ページです。何を聞き出せたかは、すっかり忘れています。
下に論文とあるのは、VLSI System Design誌に掲載された寄稿の翻訳です。これも日経エレクトロニクスの記事(1987年9月7日号、153ページ)です。



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