Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

有色人種が米国大統領になる

物語が10年ほど前に日本の漫画雑誌に掲載されていました。
かわぐちかいじ氏が小学館ビッグコミック」に連載していた「Eagle-イーグル」です。
全11巻の単行本として刊行されましたが、現在は絶版のようです。


イーグル (Eagle) 上 (1) (My First BIG SUPER)

イーグル (Eagle) 上 (1) (My First BIG SUPER)


(以下はコミックの内容を含んでいます)


自分は8年ほど前に全11巻をそろえて読みました。興奮しました。

大統領予備選挙に出馬したのは日系三世。その選挙対策本部長は黒人。
所蔵政党は当然ながら、民主党です。
予備選の過程で対立候補の白人を破り、民主党の正式な候補となります。
そして共和党の候補と大統領選挙で対決します。


民主党にはビル・クリントンヒラリー・クリントンアルバート・ゴアを思わせる人物が出てきたり、大統領選挙の過程は基本的に現実と同じだったり、リアリティが凄いです。

そして当然ながら、有色人種が大統領候補となるとの大変な難しさ。その困難を主人公や回りの人物が乗り越えていく過程が素晴らしいです。読んでいて、本当に有色人種が大統領になる日がいつかやってくるのではないかと想像しました。

そして今。
黒人(正確には黒人と白人の混血)のオバマ氏が次期大統領と決まりました。米国の歴史が変わりました。


「Eagle-イーグル」はこの機会に是非、読んで欲しい作品です。絶版なのが惜しまれます。古書店で探してでも、読む価値があります。お薦めです。


なお、単行本の第9巻を刊行した当時、かわぐちかいじ氏にインタビューした記事がこちらに掲載されています。参考になります。
http://www.bigcomics.shogakukan.co.jp/salon/room_33.html
http://www.bigcomics.shogakukan.co.jp/salon/room_33image/kawaguchi.pdf