Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

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連載記事:クリプトン物語(ITmedia)と初音ミク開発物語(日経エレクトロニクス)を比較する(その5)

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今回の題材:日経エレクトロニクス2008年3月10日号(pp.123-127):開発物語「パソコン用歌声合成ソフト「初音ミク」 <最終回>みんなのミクになってみた」
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/HONSHI/20080304/148437/


また導入部があまり上手くないです。主題は電子工作にあるのか、それともプロのクリエイターが初音ミクに嵌ったことにあるのか。それとも両方なのか。良く分かりません。両方のような気もしますが、それならそうと明確に言って欲しいです。
初音ミクで電子工作している方はほかにもいらっしゃいますし(例えば「みっくみっくエンジニアリンク」を参照ください)、プロのクリエイターで初音ミクにはまった方もほかにいらっしゃいます。


全体の内容は、ITmediaの連載を読めば十分です。特に新しいことは、細かい部分を除くとないようです。あえてこの号を「初音ミク」開発物語を読むために購入する必要は感じません。


ところどころ、言葉遣いが気になります。例えば「いわゆるアキバ系のユーザー」、「いわゆるアキバ文化」。いずれも自分には意味が良く分かりません。


みずほ情報総研のコメントはITmediaになく、日経エレクトロニクス独自の情報といえます。ただし「ネタ・セントリック」とのネーミングには違和感を覚えます。「ネタ」は隠語ですので、「天下の日経」(出典:日経BP社社員の発言)で使うのはいかがなものかと(苦笑)。特にみずほ情報総研コンサルティング部のコメント「初音ミクニコニコ動画にとって格好の「ネタ」だったからヒットした」は、高みから見下しているようで嫌悪感があります。


すみません。まだ続きます。