- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2011/12/21
- メディア: DVD
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1999年度作品
上映時間97分、本編は英語、字幕は日本語
(以下は文中敬称略)
アップルの共同創業者スティーブ・ジョブスとマイクロソフトの共同創業者ビル・ゲイツの二人を主人公とした伝記的的映画です。1999年度作品であり、おおよそ1971年から1997年までの二人の軌跡が描かれています。
元々はテレビ用のムービーとしてTNT社が制作したドラマなのですが、評判が良かったために映画としてVHSビデオやDVDビデオなどで販売されるようになったとのことです。それだけの内容はあります。かなり、面白いです。
二人の伝記を読んでいた方には既知のエピソード(ジョブスとゲイツがいかに変わり者てあったか)であったり、一部をはしょったりしていて物足りないかもしれません。その代わり、文字ではなく映画であることから、1970年代〜1980年代のあまりに懐かしくて涙が出てくるようなコンピュータ(アルテア8800、アップルI、アップルII、LISA、Macintoshなど)が続々と登場してきます。ありし日のコンピュータの姿を拝めるだけで、自分は十分に有り難い映画でした。
そしてガイド役に共同創業者を選んでおり、彼らのナレーションによって進行するというアイデアが上手くハマっています。これが素晴らしいです。
アップル側は、ナレーション役をもう一人のスティーブである、ウォズ(スティーブ・ウォズニアック)がつとめています。苦労人の役でもあります。
マイクロソフト側は、ナレーション役をスティーブ・バルマーがつとめています。それからポール・アレンももちろん出てきます。ポール・アレンが苦労人役ですね。
俳優としてはジョブス役のノア・ワイリーが凄いです。ジョブスがいかにいかに嫌なやつかをこれでもかと演じています。特に後半は、本人よりも本人らしいかも、と思うくらいです。
またゲイツ役のアンソニー・マイケル・ホールも良いです。ゲイツのある種のいやらしさを良く演じていると感じました。
在りし日のシリコンバレーをリアルに知るためには、必見の映画といえます。強力にお薦めします。