Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

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ISSCC2013レポート第3弾「Samsungの次期モバイルプロセッサ」

ISSCC2013の現地レポート第3弾をPCWatch様に掲載していただきました。


Samsungがbig.LITTLE採用の次期モバイルプロセッサを公表」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20130225_589171.html
以下の講演をまとめて紹介しております。

Samsungの次期モバイルプロセッサ「Exynos 5 Octa」のCPUコア
ルネサスモバイルの統合プロセッサ「R Mobile U2」チップ

TSMCの20nmプレーナ型高密度SRAM技術
IBMの7GHz超高速SRAM技術


残念だったのが、ルネサスモバイルの講演で英語力が悲惨だったこと。発表の緊張でアガってしまったのか、あるいは元々英語力が不足しているのかは分かりません。いずれにせよ、リハーサルはやっているはず。質疑応答であそこまで悲惨だったのは久しぶりです。


30年ほど前のISSCCやIEDMでは、アジア企業の発表はほぼ日本企業だけで、日本人の講演では質疑応答をサポートする通訳が付くのが恒例でした。なんというか、特例扱いでした。ところが今、アジア企業の発表は日本以外の企業が多い上に、質疑応答でしどろもどろになるケースを日本以外のアジア企業の講演ではまったく見かけません。日本人の講演だけが、通訳サポートを必要とする場面を今でもときどき見かけます。


30年前とあまり変わっていない。進歩があまりない。正直、かなり恥ずかしいです。同じ日本人として。といっても自分の英語力もそれほどではないので、偉そうなことを言える身ではありません。自戒を込めて、です。


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