Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

12月4日〜10日の話題

Samsung Electronicsサムスン電子)のテレビ販売台数(月間)が過去最高
に達したと朝鮮日報が報じています。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/12/08/2011120801729.html
世界における月間販売台数が2011年11月は570万台に達し、前月(10月)の500万台を超えて過去最高に達したとのことです。もちろんテレビメーカーとしては世界トップで、6年連続でトップシェアを獲得することが確実だと報じられています。


●韓国で停電が社会問題に、製造業に大きな被害
韓国で停電が頻繁に発生しているとの問題を朝鮮日報が解説しています。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/12/08/2011120801254.html
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/12/08/2011120801527.html
韓国における停電の発生個所は2008年〜2010年が18万個所〜44万個所だったのに対し、2011年の今年はすでに678万個所に達しており、大きな問題になっています。韓国の電力会社である韓国電力公社の供給個所は全国で1922万個所なので、なんと3分の1が今年、停電を経験したとの計算になります。
停電が急増した理由ですが、現政府による電力料金の抑制策が行き過ぎた経費節減を招いているという説と、電力公社の放漫経営が原因であるという説を述べています。放漫経営とは社員の高額な給料とか、企業(ユーザー)に対する高圧的な態度とか、一方的な電力使用量削減要求とかで、まるでどこかの国の首都圏の電力会社のようです。


●Hon Hai Precision Industry Co (鴻海精密)の月間売り上げが過去最高
に達したとTaipei Timesが報じています。
http://www.taipeitimes.com/News/biz/archives/2011/12/10/2003520353
鴻海精密は電子機器の製造サービスの大手企業で、iPhoneiPadなどを生産しています。11月の売上高は約102億米ドルで、前月(10月)に比べて4%増、前年同月に比べて32.54%増となりました。



サムスン電子が中国に次世代NANDフラッシュメモリの工場を建設
すると朝鮮日報が報じています。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2011/12/07/2011120700543.html
製造技術は20nm以下で、次世代の製品用ラインとなります。NANDフラッシュメモリの需要を国別でみると最大なのが中国で、なおかつ中国にはこれまでNANDフラッシュメモリの工場がなかったので、工場建設によって優遇措置を受けられる可能性があると述べています。


TSMCの次世代工場が竣工
したとTaipei Timsが報じています。
http://www.taipeitimes.com/News/biz/archives/2011/12/10/2003520349
20nm以下の製造技術でシリコンを量産するFab15で、TSMCが設備投資を予定している金額投資額は約100億米ドルの第3フェーズに相当する工場だとのことです。


●NANDフラッシュ大手のMicronが台湾のSSDコントローラ企業をパートナーとして模索
しているとTaipei Timesが報じています。
http://www.taipeitimes.com/News/biz/archives/2011/12/09/2003520261
MicronはSSDコントローラのパートナに米Marvellを選んでいますが、SSD事業の拡大を進めており、その一環として台湾のパートナーを探しているとのことです。


Intelと台湾工業研究院(ITRI)が次世代半導体の共同研究に合意
したとTaipei Timesが報じています。
http://www.taipeitimes.com/News/biz/archives/2011/12/07/2003520092
共同研究プロジェクトにはIntelが500万米ドル、ITRIおよび台湾経済部が1000万米ドルを出資します。研究テーマには異種シリコンダイの3次元積層技術が含まれるようです。また3年以内には何らかの研究成果が出てくると期待されています。


サムスン電子の幹部人事でシステムとデバイスの分離を明確化
たことを中央日報が報じています。
http://japanese.joins.com/article/259/146259.html?servcode=300§code=300
アップルとの特許係争を受け、システム事業とデバイス事業の間で機密情報が流れないような防火壁を築くねらいがあるとのことです。


●MRAMベンチャーのCrocusが中国のシリコンファウンドリSMICに磁気デバイスの製造を委託
したとEETimesオンライン版が報じています。
http://www.eetimes.com/electronics-news/4231247/Crocus-signs-SMIC-to-make-magnetic-memory
不揮発性ロジックMLUを組み込んだデバイスの製造を委託すると述べています。


●国際電子デバイス会議「IEDM」のワシントンDC開催は2015年が最後
になるとSemiconductor Manufacturing & Design Communityが報じています
http://semimd.com/blog/2011/12/06/iedm-to-leave-washington-d-c-after-2015-meeting/
IEDMは東海岸のワシントンDCが奇数年、西海岸のサンフランシスコが偶数年と交代で開催されてきました。2016年以降はすべて、サンフランシスコ開催になると報じています。IEDMはそもそもワシントンDC開催で始まったのですが、1982年からサンフランシスコとの交代開催に変わりました。最近はサンフランシスコ開催での参加者数が常にワシントンDCを上回る状況が続いています。

なお、IEDMとならぶ半導体の国際学会ISSCCも元は東海岸(ニューヨーク)と西海岸(サンフランシスコ)の交代開催でしたが、参加者数のアンバランスを理由にすでにサンフランシスコだけの開催となっています。


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