MemCon Tokyo 2010レポートの第3弾「NANDフラッシュメモリ編」をPCWatch様に掲載していただきました。
「NANDフラッシュメモリの使いにくさを解消する」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20100706_378856.html
いろいろな意味で、NANDフラッシュメモリの大容量化がかなり厳しい状況にきていることを窺わせる内容でした。
微細化は25nmまできました。64Gbit(8Gバイト)がワンチップに入ります。ですが、その先はしばらくみえません。
多値化は3bit/セル以上は微細化とのトレード・オフがあり、最適解とは限りません。性能が犠牲になり、コントローラ回路の設計は複雑化します。
そしてメモリセルアレイは欠陥だらけ?になってきつつあります。24bitのECC符号を付けるなんて、ハード・ディスクとあまり変わらなくなりました。次世代品は48bit以上のECC符号を付けるもようで、これではコントローラ回路の設計はそうとうにきついです。
でもってコントローラ機能を一部内蔵したNANDフラッシュメモリが製品化されるように。
うーん。先がみえづらい状況です。