Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

日本(日本政府と東京電力)が世界中から非難される日

日本(日本政府と東京電力)が世界中から、強く強く非難される日が迫ってきた。


東京電力は絶対にやってはならないことをやった。低レベル放射性廃液の海洋放出である。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11040406-j.html
上記リリースから引用「集中廃棄物処理施設内に溜まっている低レベルの滞留水(約1万トン)と、5号機および6号機のサブドレンピットに保管されている低レベルの地下水(延べ1,500トン)を、原子炉等規制法第64条1項に基づく措置として、準備が整い次第、海洋に放出することといたします」


原子炉等規制法(核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S32/S32HO166.html
第64条1項の条文:「第六十四条  原子力事業者等(原子力事業者等から運搬を委託された者及び受託貯蔵者を含む。以下この条において同じ。)は、その所持する核燃料物質若しくは核燃料物質によつて汚染された物又は原子炉に関し、地震、火災その他の災害が起こつたことにより、核燃料物質若しくは核燃料物質によつて汚染された物又は原子炉による災害が発生するおそれがあり、又は発生した場合においては、直ちに、主務省令(第三項各号に掲げる原子力事業者等の区分に応じ、当該各号に定める大臣の発する命令をいう。)で定めるところにより、応急の措置を講じなければならない」
この「応急の措置」が海洋放出と読めるのだが、両者のつながりが全く分からない。どこをどう解釈したら、放射性廃液を海に流してよいことになるのだろうか。


まず、東日本太平洋沿岸の漁業は壊滅的被害を受けるだろう。風評被害を含めて。
すでに茨城県で取れた魚介類が銚子市場で受け入れを拒否された(5日21時のNHKニュース)。


それとともに恐ろしいのは、海洋生物への影響だ。海洋生態系が壊滅的な影響を受ける恐れがある。「プランクトン」→「小魚類」→「大魚類、海洋ほ乳類、海鳥」と放射能が蓄積する。大魚類と海洋ほ乳類への影響は、数年は経ないと分からない。つまり、イルカ、クジラ、アザラシ、セイウチ、トド、ホッキョクグマ、ペンギン、カモメ、ウミネコ・・・等々への蓄積がこれから、始まる。低レベルだから構わないというシナリオが成立するかどうか、これから悪魔の実験が始まる。しかもやり直しは効かない。


すでに「小魚類」の小女子(コウナゴ)で暫定規制値を超えるセシウムが検出された。
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201104050425.html
人間は食べないという選択が可能だが、魚や鳥、海洋ほ乳類は選択など不可能である。魚を食べる民族は日本人だけではない。海洋生態系の保護という観点からも、重大な懸念がある。世界中の海洋生物学者や環境保護団体、海洋国家などが事態の深刻さを知るのはこれからだ。海は世界中とつながっているのだから。


(なお、筆者は農業関係者および漁業関係者には速やかに補償がなされるべきだとの考えです。ですがこのことについては多数のマスコミが論じるとの予測に基づいて詳細な記述を省いております)


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