Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

ISSCC 2010現地レポートそのさん

3日間のカンファレンスが無事閉幕しました。
最終日のマルチメディアプロセッサに関するセッションから、レポートをまとめました。


「次世代TVに対応するマルチメディアプロセッサ」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20100212_348446.html
次世代テレビや次世代スマートフォンなどのデジタル民生機器は機能が増えまくっています。
増えた機能をどんどんワンチップにまとめてしまう半導体の進化が凄いです。


写真は会場のマリオットホテルにて。改装が完了して、ずいぶん利便性が高まっています。講演会場であるバンケットルームはプロジェクタが天井つり下げ式に。廊下にはコンセント付きの机を設置。階段の下にもコンセント付きの机がありました(写真)。そして会場内は無線LANエリア。ノートPC持ち歩きが前提のインフラになってきました。


【追記】記事中にある東芝のマルチメディアプロセッサですが、ニュースリリースが12日に出ました。
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2010_02/pr_j1201.htm
「携帯電話向けフルHD対応アプリケーションプロセッサのプラットフォームを開発」
名称は「T6G」です。


それから記事には詳しく書かなかったのですが、SCS-DRAMという謎のDRAM東芝のT6Gでは使用しています。
東芝は過去に「T5GE」という携帯電話用マルチメディアプロセッサを開発しています。このときにSCS-DRAMを載せています。このときの容量は48Mbitなのですが内蔵DRAMらしいので、今回のT6Gではもっと大容量のDRAMだと推測しています。
http://mepcore.com/event/exhibition/pdf/F-05.pdf


さらに追記)週間アクセスランキングで14位となりました。ありがとうございます
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/accessranking/20100215_349183.html