国内最大のエレクトロニクス展示会、エレクトロニクス業界の年に1度のお祭り、CEATECの初日をかろうじて攻めることができました。
今年はスケジュールが思いっきりきつかったため、事前特約なしの来場です。
来週には某誌特約で米国出張ということで、時間があまりありません。
とりあえず速攻レポートを掲載ということでお許し下さいませ、関係者の皆さま。
例によって民生とかAVとかはいろいろ出ていますのでマスコミの方々におまかせ。
半導体と電子部品関連のゾーンを専門にうろつきました。
出展関係で最大の変化は、昨年ドタキャンしたルネサス テクノロジが今年は堂々参戦したことと、昨年盛り上がっていたNECエレクトロニクスが今年は棄権したことでしょうか。
ということでまず、2年振りに登場のルネサスブースに行きました。ブースでかいです。
正面がプレゼンテーションコーナーになっています。
正面の左端はFlexRay搭載電動カートの実物展示です。
中に入ると自動車用マイコンの新製品「SH-Navi2V」の展示とデモが目立っていました。
プレゼンテーションコーナーの左はロボットの実物展示となっていました。座席は満員でかなりの盛況です。初日はロボットスーツHALの講演でしたが、実物展示も実演もなしです。ちょっとがっかりでした。
このあとはロームに行ったりSTマイクロエレクトロニクスに行ったりしました。両社とも盛況です。ロームは昨年と同様、研究成果の展示が目立ちます。
今回ちょっと引っ掛かったのが、光配線の展示でした。折り畳み型携帯電話機の本体部と液晶部を結ぶフレキシブル配線基板あるいは同軸ケーブルの代わりに使う部品です。半導体レーザーと駆動IC、光導波路、フォトダイオードとバッファICというのが基本構成です。携帯電話機の液晶表示もハイエンドではVGA(640×480画素)に達しています。それを動画表示するとなると、16ビットカラーの15フレーム/秒でも640×480×3×2×15=27.6Mバイト(221Mビット)/秒の転送速度が必要になります。フレキシブル配線基板では信号品質の低下がひどく、同軸ケーブルを使っているとのことです。それでも神経を使う設計になるので、伝送路の設計が簡単になる光配線が代替策になっています。
オムロン、ミツミ電機、松下電工などが光配線の実物を展示していました。
オムロンの展示です。
ミツミ電機の展示です。光による信号伝送を実演していました。
松下電工の展示です。光導波路タイプと光ファイバタイプがありました。光導波路タイプは短距離伝送、光ファイバタイプは長距離伝送に使うとのことです。
すみません! とりあえず今日はこのへんで。
続きは明日になります。
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