Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

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シリコンバレーは一つの会社


「シリコン・バレーが一つの会社で、IntelAMDQualcomm、BroadcommやNvidiaがそれぞれ事業部くらいに感じています」(CQ出版社が発行している技術誌「インターフェース」の8月号192頁から)。


米国シリコンバレーで700名もの人脈を築き上げた川中幸三氏の言葉です。この言葉には、すごく納得するものがありました。最近、シリコンバレー半導体企業で経営に携わっていた日本の方のご講演を拝聴する機会があり、いろいろと考えることがあったことも影響しています。


シリコンバレーでは同じ業界への転職が珍しくありません。むしろ普通です。またシリコンバレーの企業、特に高い利益を上げている企業には、共通の文化を感じます。人的ネットワークはものすごく、サンノゼマーキュリー(シリコンバレーの日刊新聞)よりも速く情報が伝わるとさえ言われています。


シリコンバレーが一つの大きな企業体、もっと言えば生活を含めた地域共同体のようなものに見えてきました。