Electronics Pick-up by Akira Fukuda

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【推薦!!】【コミック】不老不死の種族が織り成す哀しき物語「白暮のクロニクル」



ゆうきまさみ先生の描く線は、柔らかい。その柔らかさがシリアスな物語にユーモアとペーソスをブレンドさせ、極上の仕上がりを生むことができる。読んでいない方には申し訳ないのだが、傑作長編コミック「機動警察パトレイバー」のブレンドも見事だった。ストーリーがどんどんシリアスになっていくなかでも、救いが失われないのだ。


不老不死の種族「オキナガ」が人間社会にひっそりと暮らしている現代の日本。不死であるはずの、オキナガが殺されるところから物語は始まる。「オキナガ殺し」といってもれっきとした殺人事件。警察が犯人を追う。


が、本筋はそこではない。「オキナガ」の管轄は警視庁でも警察庁でもなく、厚生労働省なのだ。厚生労働省で「オキナガ」を担当する部員がレギュラーメンバーで、オキナガ殺しの犯人を追う一人のオキナガが主人公、という設定である。


当然というか、「オキナガ殺し」は1回だけでは終わらない。別のオキナガが殺される。犯人は誰なのか。一人なのか、複数なのか。なぜ「オキナガ」を殺すのか。ドキドキしながら先を読まされる。素晴らしい。


あなたもこのワクワク感を是非、味わってください。


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