Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

「天使と悪魔」と「CERN(セルン)」

(ご注意:映画「天使と悪魔」または原作小説「天使と悪魔」の内容が一部含まれています。あらかじめご了承ください)






映画「天使と悪魔」の公開に合わせてダン・ブラウン氏の小説「天使と悪魔」(角川文庫判、上中下巻3冊)を読了しました。傑作です。大傑作です。大々傑作です。

天使と悪魔 (上) (角川文庫)

天使と悪魔 (上) (角川文庫)

天使と悪魔 (中) (角川文庫)

天使と悪魔 (中) (角川文庫)

天使と悪魔 (下) (角川文庫)

天使と悪魔 (下) (角川文庫)


ここで俄然、自分の興味を引いたのが「CERN」(セルン)。欧州にある世界最大規模の素粒子理研究機関です。
そして「反物質(antimatter)」。うわー。陽電子とか出てきちゃいますよ。わくわく。


そこで理工系読者および科学大好き読者の皆様のために。リンクをいくつか。
CERNが「天使と悪魔」の特設ホームページを設けています。映画版の監督ロン・ハワード氏がCERNを訪問したときの記事やビデオなどがあります。FAQもあります。全部英語ですが・・・。
http://angelsanddemons.cern.ch/
CERNの公式ホームページ
http://public.web.cern.ch/public/


CERN反物質の研究をなさっておられる東京大学の早野龍五教授が、「天使と悪魔」小説版の記述に関する虚実をていねいに解説しておられます。小説版を読まれた方は、必読のページです。とても参考になります。
一方で小説版を読まれていない方は、このページは楽しみのとっておくことをお薦めします。
「物理学者とともに読む「天使と悪魔」の虚と実 50のポイント」
http://nucl.phys.s.u-tokyo.ac.jp/hayano/angles_and_demons_fact_vs_fiction/FACT.html
CERNのオープンな雰囲気とかも少しうかがえます(小説版だと秘密研究所みたいなんですよ。実際は違います)。こんな凄いサイトを作ってくださった早野教授に感謝いたします。


ちなみに映画版のパンフレットでCERNに関する解説ページにも早野教授の談話が掲載されております。


「天使と悪魔」は小説版が大々傑作、映画版が傑作という感じでした。
どちらも、「ダヴィンチ・コード」を読まれた(あるいは見られた)方にはお薦めというか、必ず読んで(見て)下さい!!  特に小説版は凄いです。