Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

コロナウイルスがもたらす最悪の事態をフィクションから学ぶ

コロナウイルス感染症の危険は中国だけでほぼ、とどまるのか。
日本で3次感染、4次感染といったアウトブレイクが起こるのか。
起こるとしたら、ここ3週間が勝負でしょう。3週間経過しても3次4次感染がなければ、日本は大丈夫です。おめでとうございます。

でもねえ。中国から多数のキャリアが日本に入り込んでいる現状を憂慮しています。
2月中に3次4次の感染による患者発生は、たぶん、あるでしょう。
個人的には7割くらいの確率でアウトブレイクすると予想しています。


起こったとしたらどうなるのか。自分はどうなるのか。家族はどうなるのか。


こういった疑問の本当のところには、感染症の専門家はテレビや新聞などではもやもやっとしか回答しません。
科学的な正確さとはそういうものであり、またパニックを警戒すると表現は抽象的になってしまいがちです。
(抽象的な表現はかえってパニックを煽ることにもなりかねないのですが)

パニック買いはすでに起きています。
すでにマスクが不足し、手指消毒スプレーが不足しています。
アマゾンや楽天などでは手指消毒スプレーが定価の3倍~4倍(一例です)といった高値で売られたりしています。


それはともかくとして、これだけは読んでいた方が良いかな、というフィクションです。
個人的な見解なので、その点はご了承ください。


まずは東京湾岸地区の一角で感染症アウトブレイクが起きたら、というシミュレーションのコミックです。
医療従事者が主人公で、正確な医学的かつ感染予防学的知識が盛り込まれているようにみえます。

Final Phase (PHPコミックス)

Final Phase (PHPコミックス)

全1巻。すぐ読めます。


次は同じ作者によるこれもアウトブレイクのシミュレーションコミック。舞台は富士山麓の都市です。
前作がプロトタイプ、本作が完成品であるかのように、類似点がいくつもあります。
ただし病気は違いますし、感染源も違います。こちらも感染学の知識が満載です。

リウーを待ちながら(1) (イブニングコミックス)

リウーを待ちながら(1) (イブニングコミックス)

リウーを待ちながら(2) (イブニングコミックス)

リウーを待ちながら(2) (イブニングコミックス)

リウーを待ちながら(3) (イブニングコミックス)

リウーを待ちながら(3) (イブニングコミックス)

全3巻。あまりの悲惨さに泣きそうになりました。


そして日本製感染症フィクションの元祖にして最悪に近い未来を描いた小説「復活の日」。
自分は学生時代に10回以上は読んでます。
なんと1964年の作品です。56年も前。でも現代に通用する部分が数多くあります。
特に、感染症によって社会がだんだんと崩壊していく様子の描写が怖いです。
テレビや新聞の向こう側が、真っ黒で大きな口を開けてこちら側に飛び込んできてしまう。

復活の日 (角川文庫)

復活の日 (角川文庫)


人類にとって最悪のシナリオと言えます。そしてかすかな希望。傑作です。