IEDM2015プレビューもカンファレンス2日目に入りました。
「福田昭のデバイス通信 IEDM 2015プレビュー(5):14/16nm世代のSRAMと第3の2Dデバイス材料」
http://eetimes.jp/ee/articles/1511/11/news030.html
興味深かったのは、数原子層の厚みしかない、2次元デバイスの研究です。これまでにはグラフェン(炭素原子の平面構造)が有名で、続いて二硫化モリブデン(MoS2)が注目されるようになりました。今度は「黒リン(リン原子の構造物)」です。数原子の厚みがある立体構造物でまっ平らではありません。面白いのは、構造制御によってバンドギャップを変えられること。まだ実験室レベルですが、いろいろと面白いことができそうで楽しみな材料です。