PC Watch様から頂いておりますコラム「セミコン業界最前線」を更新しました。
「ついに製品化が始まったスピン注入メモリ」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/semicon/20121127_575343.html
スピン注入メモリことSTT-RAMがついに製品化されました。磁気メモリの開発企業であるEverspin Technologiesが64MbitのSTT-RAMを特定の顧客むけにサンプル出荷中であると発表しました。特定顧客による評価をフィードバックし、2013年には本格的に量産が始まるものと期待されます。
電子のスピンによる磁化反転を利用したメモリがスピン注入メモリです。ついに、電子のスピンを利用するところにまで、科学技術が進化しました。電子のスピンですよ。うーん。感慨深いものがあります。原理は分かっているんですが、実際の商品となるととてつもなく数多くの障壁をクリアしなければなりません。よくぞやってくれました。
発表内容はメモリの概略のみで、まだ詳細は明らかにされていません。まだまだ紆余曲折がありそうですが、大きな一歩を踏み出したことは確かです。
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6万7千PVとは、驚きました。これも皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/accessranking/20121203_577002.html