Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

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牛乳と「牛乳モドキ」の見分けかた

サラリーマンをクビになってフリーターになってからは、食料品の買い物をする機会が増えました。家族からしばしば、消耗品の買い物を頼まれるからです。ランチのついでとか、休憩のついでとか。会社勤務でないだけに、こちらも外出していないときには、断りづらいものがあります。


頼まれた買い物は、必ずしも注文通りには行きません。2回も失敗したのが「牛乳」を買ってこいといわれて、「牛乳」ではなく、「牛乳モドキ」を購入してしまったことです。この両者、スーパーの乳製品コーナーにならんで置いてあるんですね。でもって、見分けがつきにくい。


写真で例をお見せしましょう。牛乳と牛乳モドキをならべています。


どちらが牛乳で、どちらが牛乳モドキなのか、すぐに分かりますでしょうか。
すぐに分かった方。素晴らしい。貴方はきっと、日常的に牛乳をお買いになっていらっしゃいますね。この先を読む必要はありません。


すぐには分からない方。おお、同志よ。私と同じです。うるうる。え、そんな間抜けはあまりいないって。ううう。恥ずかしい。


でもね、売り場で、値段が安かったんですよ。「お、この牛乳は安いな」とうれしくなって2本も買って意気揚々と自宅に戻ったら、家族から「これ、牛乳じゃないから」。あちゃー。これが1回目。


2回目はさらにひどかった。いつも買っている銘柄の牛乳が売り切れで、その隣にあった紙パックが牛乳と変わらない値段で、「X.X」(数字)と大きく書いてあって牛乳に見えたんです。それでもって自宅に帰って家族に見せたら、「牛乳じゃない」と。1度やらかしているだけに、かなり落ち込みました。


牛乳じゃないとしたら、何なのかって。「乳飲料」です。もう一度、写真をお見せしますね。今度は大きくします。


左が牛乳、右が乳飲料です。よく見ると、左の紙パックには「牛乳」と書かれているんです。右には「牛乳の文字」がありません。牛乳ではないからです。その代わりに「乳飲料」と書かれています。


乳飲料とは、牛乳が原料で、栄養素そのほかの材料を加えたものです。
http://j-milk.jp/white/nowledge/8d863s000003xb78.html
カルシウム、鉄、ビタミンD、食物繊維などが加えられる材料の候補です。カフェラテ風の飲料とか、コーヒー牛乳も乳飲料なのですが、さすがにこれらを牛乳と間違う人はあまりいないでしょう。問題なのは「牛乳モドキ」です。スーパーではたいがい、牛乳の紙パックのとなりに配置してあり、乳脂肪分が牛乳よりも多い飲料もあります。写真に掲載したのはその例で、4.4%も乳脂肪分があります。


誤解のないように断っておくと乳飲料は牛乳よりも栄養価は高い部分もあります。ビタミンが強化されていたりしていますので。乳飲料が悪いとか、買うなとか、そういった主張をするつもりはまったくありません。


ただわが家では「牛乳」ではないと困る、大きな理由があります。それはヨーグルトを作っているからです。わが家では牛乳からヨーグルトを作り、自家製のヨーグルトを家族全員が食べているのです。ところが「乳飲料」だとヨーグルトにならないんですね。何かへんなものになってしまって食べられません。


このため、牛乳の代わりに乳飲料を購入することは許されません。それなのに、スーパーの売り場では、コーヒー牛乳といった乳飲料は牛乳と区分けされているのに、牛乳モドキは牛乳と混在しておかれています。すっごく紛らわしい。


それに紙パックの表示がヘン。たとえば写真右の紙パックは「しっかり濃厚4.4」と大きく書いてあって、それに比べると「乳飲料」の文字がずっと小さい。それから「濃厚なミルクの味わい」とも書いてあります。紛らわしさ増強です。


結局、購入するときにじっくり観察して「種類別」の文字の下に「牛乳」とあるか、「乳飲料」とあるか、確認しなければならない。けっこう、面倒くさい、です。



ところで。ビールでも似たようなことがあります。ビール、発泡酒、その他のお酒。缶の表示はかなり紛らわしいです。

そこでビール好きな方に余計なお世話のお願い。ビールに詳しくない人にビールの購入を頼んで、「ビールもどき」を買って帰ってきても怒らないでください。あれも慣れないと相当に紛らわしいです。


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