日本の出版社が置かれた苦境と暗鬱とする未来を指摘しています。
出版に携わる者にとって必読の書ともいえます。
電子出版とか、ウエブ・マガジンとか、電子書籍とか、Kindleとか、iPadとか、自炊とか。そういった最近の出版を巡る様々な動きをきちんとまとめ、冷静に現状を分析してあります。自分は物書きの端くれなので、自分の周囲で起きている様々な出来事を改めて俯瞰することができました。でも明るくないです。暗いです。ぐあああああああ。
- 作者: 山田 順
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/03/17
- メディア: 新書
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アマゾンでは売り切れのようですが、大きな書店(三省堂書店、丸善など)には平積みになっていました。
本体価格800円。新書なので割安になっています。新書としては内容が豊富でページ数がかなりあります。お得感があります。
アニメ産業、音楽産業、ゲーム産業は出版産業に先行して衰退の道を走っています。コンテンツ産業はデジタル化によって破壊的な損傷を受け、市場はどんどん縮小し、・・・そして、やってくる未来とは。
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