Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

暑い暑い夏の暗い暗い陰

暑すぎた日本の夏がようやく過ぎ去ったようです。
毎年、夏になるとテレビで放映されるのが戦争の影を引き摺った番組です。けっこう、うんざりしています。

「あの悲劇を再び繰り返してはならない」を大義名分として熱心に戦争の記憶をばらまいているのがNHK。8月に入るとその報道はピークに達します。ヒロシマナガサキ敗戦記念日と記憶に残すべき日が続くからでしょう。8月がネタ枯れの時期であることと無関係ではないとも思ってますが。被害者的報道のパレードには日本が帝国主義万歳の欧米列強に続いて富国強兵を突き進んだことをどのように考えるか、といった視点が決定的に欠けています。


注意すべきなのは、そこに「夏の高校野球全国大会」というイベントが重なることです。甲子園の全試合をNHKは生中継します。そこにも戦争の影がちらつきます。試合のサイレンは、空襲警報を想起させます。高校野球の出場選手はそろってイガグリ頭。軍隊の兵卒と同じ髪形です。個性を殺すのが軍隊です。


8月の最も暑い時期に炎天下の中で野球をやる意味はどの程度あるのでしょうか。熱中症対策を呼びかけるNHKと、熱中症を引き起こす環境で野球をやらせることの矛盾。選手(=兵士)が倒れるまで闘うことを期待しているのでしょうか。その舞台装置は涼しくてエアコンの効いた札幌ドーム球場では絶対にあってはならない。立っているだけで苦痛な甲子園球場であることが重要なのかもしれません。