Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

日本で高層マンションに住みたがる不思議

新築マンションの購入を検討するときには価格表をみますよね。するとたいてい、上の階の値段が高い。最上階が一番高い。

あれって「眺めが良い」ということで高値になっているようだけど、良く分からないことがあります。

それは日本が「地震国」だということ。日本人なら誰でも、そのことは知っていると思います。特に東日本は地震が多いので、常識と化していると思います。震度3くらいの地震じゃ、せいぜい次の日のランチの話題になるかどうか。二日後にはみんな、きれいさっぱり忘れてしまいます。


でも恐ろしいのは、大きな地震が起きたとき。電気が止まります。停電です。

するとエレベーターがとまります。地上に降りて避難するには、階段を使わねばならない。

10階くらいなら大丈夫でしょう。でもこれが20階とか果ては30階とかになると、子供ではもはや難行苦行と化します。親は子供をおぶって降りるはめになるでしょう。

そしてもっと恐ろしいのが昇り。20階の昇りって・・・・できます? 地震で命からがらで身体精神ともけっこうなボロボロの状態で階段を20階とか昇ることって。想像しただけで恐ろしい。


それなのに小さい子供を抱えた親子が20階とかの高層階に住んでしまう。この不思議。
さらに足の悪い高齢者が10階以上に住んでしまう。これは不思議を通り越して恐怖。


あのね。町内会で防災訓練やって成人男子3人かかりで担架で人を降ろしてみたら。6階くらい降ろすだけで成人男子3人とも汗まみれのへばへばですよ。グロッキー。全員元気な大人が3人がかりでこれもんです。


しかも大地震という非常事態では、元気な大人そのものがまず、減ってしまう。そして家族の安否とかをまず確認ですから、あんまり他人には構えない。大地震が起きると当日や2日目などは余震がすごくて本当に危ないんですよ。だから、まともな救援活動などはできるはずもない。


足の悪い高齢者とか、子供を抱えた人とかに構っている余裕はないんですよ。一度は地上まで降ろすの手伝ってあげられても、昇りの手伝いはまず不可能。非情なようですが、そう思っていてください。無理ですよ。


え? ボランティアがいるだろうって?
何を言っているんですか。ボランティアは湧いて出てくるわけじゃないんですよ。
最も苦しい地震当日とか、2日目とかにボランティアが来ているはずがないでしょう。


だから、マンションの20階とか、30階とかの高層階に住んでいる方は、いざというときは諦めてくださいね。
足が悪くても、小さな子供がいても、助けをあてにしないでくださいね。
ふだん、すんごく良い眺めを堪能しているんですから、それぐらい、覚悟しているんでしょう? 大人でしょう?


それから、電気が止まると、トイレも動きません。地上で給水車から水をもらって、重いバケツで階段をてくてく登って運ぶんですよ。20階分とか、30階分とか。想像しただけで怖すぎます。


いや本当に本当に心配なんですよ。心配性です、自分。ですから家族には「眺めが悪い」とぶつぶつ言われていますが自分はマンションの2階に住んでいます。だって、地震が怖いんだもん。地震が起きても生き延びる予定なので、その後の苦労を考えて2階を選んでます。


大きな地震がきたとき。関東や東北に住んでいるあなたは「まさか」と思いますか? それとも「ついにきたか」と思いますか? 自分は「ついにきたか」派です。個人的には10階くらいが限度ですね。足が悪くない、という前提で。足が悪い方は論外です。余計なお世話ですが、足の悪い方は3階以下に住みましょう。