Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

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自動車エレクトロニクスの展示会が相次ぎ誕生

自動車エレクトロニクスが盛り上がっている。
専門展示会が相次いで誕生する。


1本目は日経BP社が主催する「AT International」(カーエレクトロニクスで進化する自動車技術の専門イベント)。
2008年7月23〜25日に幕張メッセで開催する。
http://expo.nikkeibp.co.jp/ati/ja/index.html
かなり素早い動きだ。




2本目はリード エグジビション ジャパンが主催する「国際カーエレクトロニクス技術展」
2009年1月28〜30日に東京ビッグサイトで開催する。
http://www.car-ele.jp/
アナウンスは日経BP社よりも早かったものの、開催は半年遅くなる。
日経グループに先行されてしまった。


忘れてはならないのが、「人とくるまのテクノロジー展」(主催:社団法人自動車技術会)。
エレクトロニクス専門ではないが、1992年から開催されてきた老舗展示会である。
最近は非常に盛り上がっており、2007年は過去最高の出展者数と来場者数を更新した。
2008年は5月21〜23日にパシフィコ横浜で開催される。
http://www.jsae.or.jp/expo/


「人とくるまのテクノロジー展」は性格があいまいでBtoB特化型でないところが特徴というか、アバウトというか。何の展示会か良く分からないところがある。最近は当然というかエレクトロニクス関連の展示が増えている。「AT International」は開催時期が近いのでその点では苦しくなる可能性があり、「国際カーエレクトロニクス技術展」は出展者集めでは有利なような気がする。ただ日経BP社は日経Automotive Technology、日経エレクトロニクス、日経ものづくりという自動車エレクトロニクス関連の雑誌群を抱えており、業界への知名度では優位に立つ。


カーエレクトロニクスは今が旬であることは間違いない。ただし、それがどこまで続くかは、よく分からない。もうひとつの議論点は、開催場所として東京が適しているかどうかだ。名古屋の方がよい、という意味ではなく、日本なのか、という意味だ。このへんは気になっている。