Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

推薦! 週刊東洋経済1月13日号特集「雇用破壊」


週刊東洋経済2007年1月13日号特集「雇用破壊 もう安住の職場はどこにもない」を強く推薦します。


1990年代初頭のバブル崩壊後、日本企業がどのようにして正規雇用を破壊してきたかが明確に論じられます。被雇用者の3分の1が非正規雇用。その数は1990年が870万人だったのに、2006年には1600万人を超えています。低い給与水準、整備されない社会保険等の問題を抱えながら増え続けてきた派遣や請け負いなど。だからといって正社員が恵まれているわけではありません。世界一の労働時間が示すように、人員削減が進んだ企業では正社員の負担が高まってきた。「低収入で不安定な立場の非正社員。片や過労死に至ってもおかしくない水準で働きつづけても、相応には酬われない正社員。・・・過去10年余りにわたる財界の雇用改革が生み出した日本人の姿である」(本文38頁より)。


名だたる大企業がいかに正社員採用を拒んでいるか。経団連企業の8割が「若年正社員が不足している」と回答しながら、フリーターを正社員として積極採用するとした企業が1%台に過ぎないという矛盾(本文50頁より引用)。
偽装請け負いの実態が告発されたキヤノン
職業安定法違反の指導を受けた日野自動車
事前通告なしの解雇から残業未払いまで明らかになったゼンショー(牛丼チェーン「すき屋」)。



そして残業代の支払い義務を撤廃しようという労働基準法見直しの動きにふれています。
是非、一読してください。