Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

技術の粋を集めた人間型ロボット

ヒューマノイドロボット


理工系出身者でロボットのことに興味がある方にお薦めの良書です。
二足歩行する「実物大の」人間型ロボット(ヒューマノイドロボット)を実現するためのさまざまな技術が詳しく解説されています。数式が数多く掲載されているものの,読み飛ばしても十分理解できるし,面白く読めます。また随所に面白く読んでもらうための工夫が伺えます。書店でぜひ、手にとってみてください。書店にないときは画像をクリックしていただくとこの本を注文できます。


なぜ人間型(ここでは外形寸法がほぼ人間と同じの意味)のロボットなのでしょうか。人間の社会インフラは,人間の外形寸法や体重を前提に作られているから。それはアイザックアシモフ氏の小説「鋼鉄都市」(1953年作)に書かれていたという記述には軽いショックを受けました。中学生のときに同書を読んでいたのに,すっかり忘れていました〜(恥)。


そして二足歩行。15年ほど前には,二足歩行はもうだめかな,と個人的に思っていました。大学の研究状況を見ているとあまりにもつらそうだったからです。ところが本田技研が1996年に自立動作(電源を外部からもらわずにバッテリで動作)する二足歩行ロボット「P2」を発表します。その衝撃がロボット研究者にとってどのようなものだったか。詳細は本書をお読みください。


あと,人間の大人の大きさをしたロボット(HRP-2など)と子供くらいの背丈しかないロボット(ソニーのQLIOなど)は,技術的には難しさがまったく違うことが本書で分かりました。ありがとうございます。