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妄想シナリオ「小池百合子の野望」。「都民ファースト」の次は政治団体「国民ファースト」で国政進出

東京都文京区在住の都民として、東京都議会選挙(都議選)の開票速報番組を見終わりました。都民ファーストの圧勝でしたね。僕は入れませんでしたけど。文京区はわずか300票弱の差で、自民党の現職が共産党の新人(現職の引退に伴う指名後継者の立候補)に辛勝しました。民進党から鞍替えした都民ファーストの元都議は圧倒的な大差でトップ当選していました。


それはそうと、都議選で明確に分かったことは、今さらですが「非自民の受け皿になりそうな政党があれば、かなりの数の得票が見込める」ことでしょう。改めて、非自民の層が厚いことが白日の元にさらけ出されたわけです。


そして分かったことがもう1つ。「非自民の受け皿といっても、既存政党ではダメだ」ということです。東京都では、社民党はすでに滅亡しています。国政でも遠からず、滅亡するでしょう。東京の民進党は、滅亡のカウントダウンに入りました。国政でも遠からず、カウントダウンに入るでしょう。


そうなると。ここからは妄想シナリオです。小池さんが国政に関する野望の持ち主であると仮定します。すると新しく政党「国民ファースト」(仮称だが、この名称になる可能性は少なくないと予想しています)を立ち上げるでしょう。遠からず。


当面のターゲットは東京を中心とする都市部です。国政の政党では当然ながら「民進党」の国会議員がターゲットです。はっきり言って真面目に国政のことを考えている国会議員民進党執行部に絶望しています。また派閥は自民党に比べるとはるかに吸引力が弱いです。ですから、10名程度はすぐに「国民ファースト」に取り込めるでしょう。


それから、横浜市を擁する神奈川県は「みんなの党」を支持する層が健在ですので、維新の会から「みんなの党」出身議員を全部ひっぺがして「国民ファースト」に取り込みます。


名古屋市では市長の河村たかし氏が小池さんとつながりがあるので、政策合意を取り付けるなりして連携していきます。これで愛知県にクサビを打ち込みます。


大阪市では「大阪維新の会」が大勢力なので、微妙です。松井さんとどのような関係を築くのか。読めません。


タイムスケール(時間割)としては、2018年12月の衆議院選挙では、準備期間が圧倒的に不足しています。まずは東京都議会で「都民ファースト」および「東京都の公明党」とともにいろいろやらなければなりません。そもそも小池知事の任期途中での国政参画は無理があります。そして任期途中で都知事辞任というのはものすごいイメージダウンなので「なし」でしょう。


(参考)東京都の任期満了日程一覧
http://www.senkyo.metro.tokyo.jp/election/schedule/expiration/


そうなると、小池さんが本格的に動けるのは東京都知事の任期満了となる2020年7月30日以降ということになります。都知事を2期つとめるかどうかは、結構に重要なポイントです。僕は、小池さんが野望の持ち主であるならば、「都知事選挙に向けて後継者を指名して国政を目指す宣言」を2020年の春あたりに発表し、「国民ファースト」の立ち上げを開始する(すでにしている?)と妄想します。


(参考)2020年東京五輪の日程
http://2020tokyo2020.com/jp/olympic/program.html

東京五輪の日程は2020年7月24日に開会式、同年8月9日に閉会式です。開会式には、現在の任期のままで東京都知事として出席できます。


微妙なのは、2019年7月の参議院選挙です。この選挙を睨んで「国民ファースト」の前哨戦的な動きがあるかもしれません。東京選挙区の定数は6名なので、極少数野党で立ち上げるかどうか。難しいところですが、ここから始めるのは穏当なやりかたです。「都民ファースト」のまま、東京選挙区だけで闘うというのは「有り」です。参議院は解散がないので、日程を読みやすいというのが闘いやすさにつながります。


最も野蛮かつ野望満載なシナリオは、2018年12月の衆議院任期満了を睨んで「国民ファースト」を立ち上げてしまうことです。ですが、衆議院は「解散」があるので日程を先読みした活動が成立しづらいという大きな問題があります。


それでも、東京都は小選挙区で25名、比例区で17名、合計42名の衆議院議員を選出するという、最大の都道府県選挙区です。42名ですよ。「都民ファースト」の威力が残っている間に東京都だけでも公認の候補者を出せば、当選ゼロというのは考えにくいです。


ですから、もっともシンプルで迅速なやり方は「都民ファースト」の名前のままで国政向けの会派を作り、次回の衆議院選挙(来年12月以前)では民進党離党組の現職議員を公認あるいは推薦して次回の衆議院選挙を「東京だけ」で戦うというものです。小選挙区制なので選挙区はかなり厳しいですが、比例区であれば、1名は確実に当選すると思われます。


ただし、最大の問題は「人材」にあると考えています。小池新党(国民ファースト)を非自民の受け皿になるような政党に育てるには、現在の小池さんの周囲は、あまりにも人材不足です。衆議院議員あるいは参議院議員で、大物議員の協力(ほかの議員が追随するような人望があり、なおかつ当選回数が一定回数以上あり、有能である議員)が不可欠だと思っています。希望の塾の講師陣容などを拝見すると政策ブレーンはいらっしゃるのですが、政治活動に長けた人材がちょっといらっしゃらないといいますか。


小池百合子氏を中心とするグループの人材不足とか、「クビをかしげるような人材登用」については、各方面の識者がかねてからいろいろと指摘している問題点です。


小池百合子氏が国政について実際、どのように考えておられるのかはうかがいしれません。以上にぐだぐだと書き綴ったのは、突然に降りてきた妄想を書きなぐったものですので、外れても怒らないでください。


ここまで読んでいただいて本当にありがとうございました。


個人的には安倍内閣の一刻も早い内閣改造と「防衛大臣の交代」を家族総出で願っております。本当は石破さんが適任なのでしょうが、拒否していると考えられます。いっそのこと小泉進次郎氏に防衛大臣になっていただくのも、話題性としてはありかなと勝手に妄想しています。そろそろ農林担当の修行は完了させて、国防という別の修行をさせるというのも面白いですから。経済週刊誌のダイヤモンドが6月の自衛隊特集で指摘していた防衛装備庁の無力っぷりを始めとする防衛省自衛隊のずさんな現状を少しでも改善していただけるとうれしいです。



たぶん現状では最強(最凶)の自衛隊問題追及本です。
紙版を書店で購入して読み、防衛省自衛隊と国内軍需産業の抱える問題の多さに驚愕しました。
この実態を少しでも改善できる防衛大臣の登用を望むのですが。無理かなあ。


この号を読まずして自衛隊を語るなかれ。