Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

コラム「デバイス通信」を更新。「実装技術ロードマップ」の第7回(バイオセンサー)

EETimes Japan様から頂いておりますコラム「デバイス通信」を更新しました。


eetimes.jp


「2019年度版 実装技術ロードマップ」を完成報告会のスライドとロードマップ本体から紹介するシリーズです。第7回となります。

注目市場のテーマは前回から、「メディカル・ライフサイエンス(医療・生命科学)」となっております。
今回はその後半です。「バイオセンサー」がテーマです。

バイオセンサーはバイオ分子と呼ぶ、特定の物質だけを認識する(取り込む、あるいは結合する)分子を使います。
バイオ分子が特定の物質(検知しようとする物質)を取り込むと、誘電率や質量などが変化します。
この変化を電気信号に変換して、出力しています。


特に注目なのは、グラフェンFETを電気信号変換素子に使ったバイオセンサーです。インフルエンザウイルスを高い感度で識別します。


詳しくは記事をお読みいただけるとうれしいです。


フラッシュメモリサミット現地レポート「SK Hynixが3D NAND開発で最先端に、TLCで初の1Tbitフラッシュを誇示」

米国カリフォルニア州サンタクララで開催されましたイベント「フラッシュメモリサミット」の現地レポートをPC Watch様に掲載していただきました。

pc.watch.impress.co.jp


韓国の大手メモリベンダーSK Hynixが、トップベンダーを急速にキャッチアップしつつある、という話題です。
128層のTLC方式による1Tbitのシリコンダイを開発してきました。


意外なことに、これまでTLC方式による1Tbitのシリコンダイ開発がアナウンスされたことはなかったんですね。
1Tbit以上のシリコンダイはQLC方式だけだった。
128層のTLC方式のアナウンスはあったけれども、シリコンダイの記憶容量は512Gbitでした(ISSCC 2019での東芝メモリとWDの共同発表)。

[画像] 【福田昭のセミコン業界最前線】3D NANDフラッシュの技術開発を先導し始めた東芝-WD連合 (2/14) - PC Watch


もっとも大容量シリコンダイの開発発表は華やかではあるけれども。
ビジネスの主力となっているシリコンダイの記憶容量はいまだに256Gbitという現実があります。
なぜなら、単価がHDDよりも高いから。10TBを超えるようなSSDは売れません。高価過ぎて。
容量1TBが売れ筋でしょうか。すると256Gbitシリコンダイを4枚積層したパッケージ(1Tbit)を8個内蔵するSSDで、1TBとなります。
1TBなら、256Gbitのダイで十分なのです。


技術発表と事業のギャップについては、いずれきちんと書く予定でおります。ご期待ください。

コラム「ストレージ通信」を更新。「HDD大手Seagateの四半期業績、売上高が3四半期ぶりの増収に」

EETimes Japan様から頂いておりますコラム「ストレージ通信」を更新しました。


eetimes.jp



HDD大手Seagate Technologyの四半期業績です。回復基調が鮮明になってきました。
同社の売り上げのほとんどがHDDです。フラッシュメモリ応用品(SSDなど)はほんのわずかに過ぎません。


Western Digitalの四半期業績と同様に、ストレージ製品はHDDが早く回復しつつあります。
あとはSSDがいつ回復するか、です。


詳しくは記事をお読みいただけるとうれしいです。

フラッシュメモリサミット現地レポート「東芝メモリ、DRAMと同等性能のSSDを披露」

米国カリフォルニア州サンタクララで開催されましたイベント「フラッシュメモリサミット」の現地レポートをPC Watch様に掲載していただきました。


pc.watch.impress.co.jp


東芝メモリが開発した超高速フラッシュメモリ「XL-FLASH」の応用事例を同社の展示ブースで実演しておりました。
「XL-FLASH」内蔵のSSDを試作し、キーバリュー型データベースのバリュー読み出しでDRAMと性能(スループット)をリアルタイムに比較する、というデモンストレーションです。


お手すきのときにでも、記事をながめていただけるとうれしいです。

コラム「ストレージ通信」を更新。「HDD大手Western Digitalの四半期業績は4期連続の減収減益」

EETimes Japan様から頂いておりますコラム「ストレージ通信」を更新しました。


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HDD大手Western Digital(WD)の四半期業績です。良くないのですが、底が見えてきました。

WDは売り上げの半分近くがフラッシュメモリ関連で、こちらはまだ良くないです。
しかしHDDの市況は底を打ったようです。エンタープライズ向けを中心に、回復の兆候が見えております。


お手すきのときにでも、記事をながめていただけるとうれしいです。



この本は、日本で唯一とも言えるHDD技術の参考書です。自分も買って勉強しました。
でも2010年の発行なので、だいぶ古くなってきたかも。といっても他に参照書がないんです。あうう。

コラム「セミコン業界最前線」を更新。「過激さを増す3D NANDの開発競争」

PC Watch様から頂いておりますコラム「セミコン業界最前線」を更新しました。

pc.watch.impress.co.jp


米国カリフォルニア州サンタクララで開催されたイベント「フラッシュメモリサミット(FMS)」のキーノート講演などから3D NANDフラッシュメモリ開発の最新状況を解説しております。


なんといっても最大の驚きは、「5bit/セル技術(PLC技術)」を東芝メモリがキーノート講演でぶち上げてきたことでしょう。
自分は、3D NANDフラッシュの多値化は4bit/セル(QLC技術)が限界だと考えておりました。
QLC技術の次についてご質問を受けることがあっても、「次はないでしょう」と答えておりました。


ところが。なんということでしょう。「次もある」と言われてしまうとは。
東芝メモリが言い出すことで、競合他社も動かざるを得なくなりました。こうなるともう、止まりません。そういう業界なのです。


ところでアマゾンと楽天で検索しても、相変わらず3D NANDフラッシュメモリの本(日本語)が出てきません。
そういうわけで、宣伝です(爆)。
筆者が執筆した3D NANDフラッシュの参考書(同人誌)です。

3次元NAND(3D NAND)フラッシュメモリの基礎知識 - こじくれワークス/ふくふく亭 - BOOTH

こちらが一般的な入門書です。技術はあまり出てきません。


3次元(3D )NANDフラッシュメモリを支える技術 - こじくれワークス/ふくふく亭 - BOOTH

こちらは技術の入門書です。

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